代表挨拶
広告イベント業から一次産業への参入
すべての人にとって優しい農業を実践し続ける
エスアンドエムは、2003年8月に群馬県沼田市東原新町で産声を上げました。2007年4月に法人住所を前橋に移転。長きに渡りイベント広告事業を行い、主に大型のモール施設様から年間販促予算を賜り、お客様が施設へ来場するきっかけ作りのお手伝いをしておりました。
しかし広告業界はネットの普及がより鮮明化。紙媒体は衰退の一途をたどり、さらにスマートフォンの普及で、どなたでも様々な媒体で情報を得ることが身近になり、広告業は非常に厳しい岐路に立たされています。そんな中で、第二の柱を打ち立て、どんな波にも耐えうる事業の構築が必要と考え、『ファーム事業』への参入を決意しました。そうして出会えたのが『水耕栽培』であり、『糸みつば』でした。日本古来からある『和のハーブみつば』は、決してメジャーな作物ではありませんが、日本人として和の食文化には欠かせない名脇役であり必要不可欠な野菜です。広告代理店の弊社はお客様の脇に立ち、集客のお手伝いをする”脇役”であることを誇りとしていたこともあり、その役割に共感して糸みつばの栽培を決意しました。
2019年4月より出荷を開始し、2020年になるとほどなくコロナ蔓延が襲ってきました。広告イベント事業は集客が目的なので『三密』だと認識され、大打撃を受けました。しかしファーム事業を開始していたために組織、雇用を守ることができ、本当に開始して良かったと心から思います。
2021年12月、ファーム事業とイベント広告事業は吸収分割を行い、ファーム事業が親会社、イベント広告事業は子会社として事業ごとに組織化し、より事業を詳細に経営管理していくことになりました。2022年3月より農地適格取得法人の資格を取得し、ファーム事業をさらに拡充する土壌を得ました。今後は、施設の拡充と共にすべての人にとって優しい環境をつくり、それを永続的に続けたいと考えております。そして年間を通じて出荷をすることで、社員雇用と維持、シルバー層の諸先輩方の『第二の職場』として、皆さんが生活するうえで無くてはならない組織にすることが私の願いであり、叶えるべき姿なのだと思います。
現在、多くのシルバー層の諸先輩方にお勤めいただいております。2017年1月に私は心筋梗塞を患い、無理ができない体になりました。そのため、無理をしない経営が中心です。自身が無理できないのに、関わるすべての方にも無理はさせたくない。それを継続的に実現すべく、午前中に全ての作業を終える体制を整え、午後は各自プライベートを満喫していただきます。「それこそがセカンドライフだ」と、勤めていただいている諸先輩方からの暖かいお言葉はとても嬉しく、共に手を携えることができるものと考えております。その実践を継続してこそ健康で持続可能なファーム事業だと実感します。
継続は力なり!ファーム事業は永続的に出荷し続けることこそが使命であり、食料自給率を上げる根幹です。そのためには、組織運営を継続することが大切です。次世代に繋がる後継者の育成こそが継続に繋がります。2022年4月より後継者の育成を開始しており、2023年4月より新規社員の雇用を開始、毎年若干名ですが採用をしていく計画です。
最後に、今後も常に消費者のみなさまに安心の食材をお届けできるよう健康で人にやさしい農業を実践してまいります。
会社概要
- 名称
- 有限会社エスアンドエム
- 代表者
- 代表取締役会長 八須賀 松夫
- 設立年月日
- 2004年8月3日
- 資本金
- 300万円
- 事業内容
- 農業(水耕栽培)
- 所在地
- 〒379-2117 群馬県前橋市二之宮町2384-1
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- 電話番号
- TEL : 027-212-9372
FAX : 027-212-9320
スタッフ紹介
当社では現在18名のスタッフが働いています。子育て中のお父さんお母さんから定年退職された方まで、年代はさまざま。
美味しいみつばをみなさまの元に届けるために、一つひとつの作業を心を込めて行っています。従業員の雇用と健康を守ることも大切だと考え、よりよい職場づくりを心がけています。
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